どうもリックェです。

 

 

映画でもマンガでもアニメでも小説でもいいです。

おもしろいSF作品の条件とはなにか?

 

 

 

 

 

 

それは・・・

 

でかい幾何学的な構造体が現れて

未知のテクノロジーを人類に与えるヤツ

 

です。

 

もうね、断言しちゃう。
この条件満たしてたら絶対面白いんだって。例外なく。

 

 

 

 

1. メッセージ

あなたの人生の物語

 

みました?メッセージ。

 

今日の記事は、この映画みて書こうと思ったんですよね。

「超構造体」系SFの王道をいく作品だったから。

あ、「超構造体」っていうのは

 

(おおむね)巨大で、幾何学的な形状を持ち(おおむね)人類には傷もつけられない物質でできた、ロマンあふれる物体

 

を指して使っています。

 

大自然の中にたたずむ巨大な塊って貫禄があるし、幾何学的な形状からひとめで人工物とわかるってわけ。

これだけで映画見る価値あるってもんですわい。

 

 

もちろんストーリーも最高!
言語と文化、時間の概念といった飲み込みにくい硬派なテーマを、厚めのオブラートでふんわり包んでくれていて、エンターテイメントともに新しい感覚がすっと入ってくる優しさ。ありがたい。

 

 

 

 

 

2. 2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

 

クラシックながら色褪せないカッコよさよ。

 

説明不要と思いますが、この作品の超構造体は「モノリス」
大きさは様々の立方体で、何種類かあります。

 

作中、最初のモノリスは100万年前のもので、それに触れた猿(ヒトザル)に知性を与えました。知性を得た猿は、拾った骨を道具や武器として使うようになり生存競争に勝利し、やがて大地に広がっていきました。

 

そう、それが人類。

 

 

冒頭で圧倒的超越感を示したモノリスが、次は宇宙開発時代になって月面で発掘されるんですよ。

 

時間的スケールどんだけでかいんだ。
人類の進化の岐路に見え隠れするモノリスのミステリアスさよ。

 

誰がおいたの?
なんなのそれは?

 

 

謎のモノリスですが、直方体のそれぞれ1辺の長さが正確に1:4:9の比率になっている特長があります。シンプルながら何者かの高度な知性が感じられ、萌え死ぬには十分です。

※ 1:4:9は 1×1:2×2:3×3、つまり1,2,3の2乗の比率になっている 

 

 

 

 

 

3. シドニアの騎士

シドニアの騎士(1) (アフタヌーンコミックス)

 

そもそも今記事の「超構造体」(メガストラクチャー)という言葉自体、シドニアの騎士とその前後作品の「BLAME!」と「人形の国」の用語で、そこからお借りしています。かっこいいもんな!

 

播種船(はしゅせん)シドニアは滅びた地球に変わって移住する惑星をさがすための宇宙船で、このシドニアを襲う巨大な謎の存在ガウナとの戦いを描いたロボットSFです。

 

超構造体は作品内で、短いエピソードとして語られるだけですが、良い雰囲気をもっています。

 

 

ガウナを倒せるのは、カビ「穎」と呼ばれる人類には作れない希少物質だけなのですが、そのカビが見つかったのが、宇宙空間にある巨大な三角錐の謎の建造物でした。

三角錐の各面は、おそらくフラクタル図形の一種「シェルピンスキーのギャスケット」のようになっていて、数学的な美があり非常に良く、非常に良いの評価をつけざるをえません。

 


*シェルピンスキーのギャスケット

面積は0、直線部の長さは無限になる有限の平面に収まる繰り返し図形。

 

そして人類がカビを発見すると、塵のように消えてしまうんですよ。
そうなんだよね。大体、こういう超構造体はなにか目的があって目的を果たせば物言わず消えていくんです。儚いよねー。

 

新作の「人形の国」も、シドニアと世界観を共有する話なので、よい構造体がでてくるかもしません。期待大!

 

 

 

 

 

4. 正解するカド

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羽田に突如現れた2kmの立方体「カド」
離陸直前の飛行機を乗客ごと飲み込んでしまいます。

カドの中から現れたのは、「異方」より来たというヤハクィザシュニナ。
飛行機に偶然乗り合わせた凄腕の交渉官・真堂を通して人類に「贈り物」をしたいと告げますが……。

 

こちらの「カド」も良い超構造体ですね。
立方体というシンプルな形状ながら、表面は虹色のフラクタル模様がうごめいていてゴージャスさも兼ね備えます。

 

そして、発射された戦車の徹甲弾を止めるほどの頑丈さ。

人間の技術で壊せない、これも超構造体はこうあって欲しいという要素。

超構造体はそうでなくっちゃね。

 

描かれるテーマも2点をベーシックに押さえていてます。

 

・持ち込まれるオーバーテクノロジーに人間はどう反応するのか。
・異界との交流。理解。

 

前者は、個人の素朴な価値判断から国家間レベルの軋轢まで描かれていて厚みがあって素敵。

 

後者は、一例をあげると、ザシュニナが人間の本をよむシーンが印象的。
ザシュニナは情報のスキャンが可能なのだけど、人間と同じように目で見て読む。

 

曰く「そのように読み込まれる想定のメディアだからだ」と。

かーっこいいー!!

 

 

 

 

 

まとめ

以上、4作品の紹介でした。

以下はおまけです。長文ですし。

 

 

幾何学的形状がオーバーテクノロジー感と異次元感を演出する理由が書いていて少しわかったんですよ。

 

人間の技術って、配線や歯車の3次元構造で伝える仕組みなんです。一方、「超構造体」にはそういうメカニクスがなくてソリッドですよね。でもこれは実は人間は3次元までしか認識できないから、ただの塊に見えるけど「超構造体」の構造は、もっと高次に広がっていて、そっちにメカニクスがおいてあるみたいな。我々がみているシンプルな「形状」はその射影に過ぎない、みたいなね。

 

理屈っぽく書きましたが、細かいこと抜きにして巨大な幾何学建造物はSFのロマンだからさ。

 

「でかい幾何学的な構造体が現れて、未知のテクノロジーを人類に与える」系作品
きっとまだ、いっぱいありますよ。

 

 

そういう作品これもあるよって言うのがあれば教えて下さいね!
見ますので。見ざるをえないので!