ヌートンをご覧のみなさん、はじめまして。ライトノベル好きのかーずSPと申します。

 

 

いわゆる萌え系が大好きなオタクってやつでして、今年のアニメだと『リトルウィッチアカデミア』がイチオシです。

 

 

その作画監督・米山舞先生がイラストを描いているライトノベルがこちら。

 

 

 

学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇 (GA文庫)

 

 

この記事、GA文庫から7月15日に発売されるライトノベル『学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇』の広告記事なんです。

 

 

なんとその広告費は、出版社じゃなくて作家個人が出してるというから驚きです。

 

「自分の本を売るのに、自分がお金出したら儲からないじゃん!」

 

俗物の私はそんなことを思ってしまいました。そこで著者の柚本悠斗先生に訊いてみました。

 

 

 

『学園交渉人』1巻の印税、まるまる宣伝に使っちゃったってマジですか?

本日はよろしくお願いいたします。

お願いします!

いきなりですが、今回出された新刊『学園交渉人』の印税を、宣伝費で全額使っちゃったって訊いたんですが……。

そうなんです。新刊の宣伝に、印税を全額突っこんでます。

全部っていうのは大げさで、印税で多少はお寿司とか…食べたんじゃ…?

まったく手を出してませんよ! お寿司も本業のほうのお給料で食べます。

なるほど! ライトノベル作家は副業で、別に本業がおありなんですね。それで副収入はすべて広告費に…と。

そうです。兼業の作家さんって結構いるんじゃないですかね? ライトノベルって発売から1週間でどれだけ売れるかが勝負なので、「有名作家」という肩書きが全くない状態だと、このくらいしないと注目を集められないんじゃないかなって思い切ってやりました。

すごい思い切り…。

作家って個人事業主でもあるので、前作の作品で得た利益を次の作品の投資に使う…というのも、作家だと珍しいだけで、考えてみればビジネススタイルとしては全然アリだと思うんです。

全額ってウン十万円くらいですよね? どういう宣伝で使ったんですか?

 

 

まず、渋谷のスクランブル交差点にあるQ’s EYEと、新宿アルタビジョンでCMを流しました。

あれって個人でCM流せるんですか!?

そうなんです。前に渋谷のQ’s EYEで友だちの誕生日に映像を流したことがあったんです。短い時間のCMだったら安くできるのを知ったので、『学園交渉人』の広告を流すことを思いつきました。

友だちの誕生日で!?

渋谷のスクランブル交差点は一日50万人くらい。新宿アルタ前で一日20万人くらい人が歩いてるので、目立ちたいなって…。新宿アルタはアニメイトから近いですし、既存の顧客とまったく知らない顧客。両方にアピールができたんじゃないかと思います。

 

 

 

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』主人公・ベル役も務める声優・松岡禎丞さんがナレーション

 

15秒間でめちゃくちゃ喋っているので、このナレーションが渋谷や新宿で流れたらきっと目を引くだろうって狙いです。ナレーションの声が松岡禎丞さんに決まったときには、『ダンまち』のベル君かよってびっくりしました。イメージぴったりでありがたい限りですね。

駅貼りのポスターを自腹ですよね…。これも個人で出せるものなんですね。

 

 

 

 

 

秋葉原の良い場所にB0サイズを二倍にした大型ポスターを貼ることが出来ました。ぶっちゃけこれが一番お金がかかりましたね…。

へー! Q’s EYEやアルタビジョンの方が派手だから高いと思ってました。

はい。先程の動画をYoutube動画広告に流してます。これは15秒間、全部視聴しないと広告料が発生しない課金形態なんですよ。ユーザーがスキップするとお金が発生しないので意外とリーズナブルな料金で、興味のある人にのみ費用が発生する仕組みです。

リアルの広告だけでなく、TwitterやYoutubeの広告も入れてますよね。

はい。TwitterやYouTubeの広告ってラノベに興味がある人をある程度絞り込んで、その人だけに表示させることができる。なのでTwitterとYoutubeはライトノベルに興味のあるセグメント分けを行ってある程度効果のあるターゲットを狙ってます。

そして最後に広告記事。ありがとうございます…。

たくさんやってきた販促活動を、ウェブのメディア媒体で取りまとめて注目度を上げるために、ヌートンさんに広告記事を出させていただきました。

リアルの広告が「街頭ビジョン」「駅貼りポスター」。そしてネットの広告に「Youtube」「Twitter」「記事広告」。これらに『学園交渉人』1巻の印税をすべて投入したんですね。いろんな広告を打つアイデアって常に考えているんですか?

本業が営業職なので、「どんなに素晴らしい物を作っても知られないと意味がない」ってことは常に意識してます。

本業での考え方が、ラノベの売り方にも反映されてるんですね…!

作家であれば書き終えたら次の構想に入るのが普通だと思うんですけど、2巻の作業を止めてでも「どう1巻を打ち出すのか」ということ考えたほうがいいんじゃないかなって。作家って個人事業主なので、作者が口を出さない部分まで編集部に賛同して頂けたのが非常にラッキーだと思います。

 

 

大爆死してもOK!?

これだけやっても売れなかったらどうしよう…って不安になったりしませんか?

どうせやるなら、全力で爆死したいです。

えーっ! 破産衝動でもあるんですか…?

いや、もちろん成功したいですよ!? だけど、どうせなら全力を尽くした方が楽しいと思うんですよね。やっぱり送り出す側が楽しくしていた方が、関わる人も読む人も楽しめる。それは本当に大事だと思っています。

実費での販促も、それ自体を楽しんじゃおうと。

はい。失敗したら次の手を考えればいいし、費用対効果もそこまで見ていません。お金を使った分楽しめればいいかなと思ってます。

その前向きな販促の意図ってどこからきてるんですか?

クリエイターが「初速で売れないと打ち切りになるので買ってください」とTwitterで読者へ向けて発信してたまに話題になるじゃないですか? 作家にとって初動がどれだけ売れるかっていうのは胃に穴が空くような事柄なんですけど、ネガティブな感じで発信する以外にも何かないかなと思ったです。

作家さん、特に専業だと生活がかかっている切実さがありますね…。

作家が「買ってください」ってお願いするのは、あまりよくない空気が今までありました。でも背に腹を変えられず「買うなら発売直後にお願いします」って声を上げる申し訳なさ感が出ちゃうじゃないですか。

たしかに…!

そこでぼくは、作者自身でこれだけ宣伝にお金も力をかけているところを見せることで「買ってください!」と言うよりも「絶対に買ってほしい!」っていうポジティブ寄りのアピールをしてるんですよ。

そこまでされたら、言わなくても伝わってきます…!

テレビCMは「この商品良いですよ」って言うだけで「買って下さい」とは言いません。「CMを流すこと=買ってください」って意味なので。今回の販促はそういう状況を作れたと思います。

 

 

 

作品の見どころは?

この記事も柚本先生の広告の一貫なので、内容の宣伝をしていきましょう! 『学園交渉人』は、お金で解決していく高校生の主人公と助手の話ですね。

ミステリーテイストのある学園モノを書きたかったんです。しかも解決方法が想像できないくらいぶっ飛んでいる。その解決の糸口として、斜め上の着地になるのを意識しました。驚きながら読み進めてもらえると思います。

見どころはどういうところなんでしょうか?

 

「特徴的な主人公と助手の関係が前面に押し出されているので、この癖の強いキャラクターたちが活躍するのが面白さになっています」……と担当編集が言ってました。

担当者の言葉、さすがに便利ですね。

ぜひ興味を持っていただけた方には、期待を裏切らない仕上がりになってますので買っていただければうれしいです! Twitterもやっているので私に直接感想を送っていただけますとモチベーションが上がりますし、2巻以降の参考にします。よろしくお願いいたします!

ありがとうございました!

 

 

 

「謝辞などいらん。金を払え――」

 

生徒の自治性が高いマンモス校・白楊中央学園。

 

法外な報酬と引き換えに、校則すらもねじ曲げて依頼人の問題を解決している法条真誠。しぶしぶ助手を務める花咲華織。

 

ひねくれ者だが有能な主人公と、猪突猛進なヒロインによる、驚愕の学園逆転劇。

 

『学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇』がGA文庫から7/15日に発売です!

 

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セクハラ教師を辞めさせたい依頼、学校裏サイトの謎、スカート丈を短くする校則変更まで!? トラブルの解決方法がいい意味で掟破りのムチャクチャさ。

 

 

ぐいぐい最後まで一気読みしてしまいました。

 

 

 

Amazonほか通販、リアル書店でも買えますよ。

 

渋谷や新宿のビジョン広告を見た後に紀伊國屋書店やアニメイトに寄ったり、秋葉原駅の駅貼りポスターを横目にリアル書店で買って読んでみてはいかがでしょうか。