こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

カメラマンも登場人物の一人になってて、手持ちカメラによるリアリティある映像でフェイクドキュメンタリーと相性がめちゃめちゃいいというPOV(Point Of View)映画、いいですよね。

 

1999年の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で一気にブームとなり、この20年で大変な数のPOV映画が量産されました。「クローバーフィールド」「クロニクル」「REC」などの傑作がある反面、数に比例して駄作も増えていくものですが、中にはそこまでヒットはしてなかったけどなかなか面白いというまだ見ぬ佳作もあるかもしれません。

 

ということで、今回は「マイナーだけど面白いPOV映画」を3本紹介したいと思います。ちなみに以前ロースおじさんはとんかつQ&A「コワすぎ!」回にて「ザ・ベイ」「V/H/Sネクストレベル」「エビデンス第6地区」を紹介していましたが、それよりももうちょっとマイナーなところです。もう知ってたらすいません。

 

 

 

 

 

■POV雰囲気大賞!「スペクターズ」

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スペクターズ

 

【あらすじ】

小さな田舎町で洪水騒ぎが起こり、避難勧告が出された。この町以外にも世界中で何かしらの災害が同時に起こっているらしい。そんな騒ぎにもあまり動じない町の若者チェイスは友達とともに車で徘徊し、ドラッグを手配し山奥でどんちゃん騒ぎのドラッグパーティーに明け暮れていた。

 

そんな中、何かよく分からないけどただならぬ雰囲気を感じて町へ降りてくるが、そこには市民達は忽然と消え失せていた。満月は月食で欠け、さらにカラスが空中で燃えながら落ちてくる。ようやく見つけた人影も何故か血だらけで意思疎通が一切できない。この町に一体何が起きているのか…。

 

POVの本質としては「いかに不穏な雰囲気を作れるか」という点が第一で、少しばかりストーリーに穴があっても雰囲気が最高なら結構良く見えてくるものです。怪異の正体が判明せず「皆様の解釈にお任せします…」みたいな消化不良な終わり方であっても。そんな中、こちらの「スペクターズ」はステータスの「雰囲気」に全てを振り切っていて、「アカデミー雰囲気POV大賞」があったら間違いなく受賞しているんじゃないかなと思うほどに凄まじく不気味な雰囲気を作り上げることに成功しています。

 

様々な超常現象が周りで起こってるものの、詳細は一切分からない。それでも、誰もいない町や燃えながら落ちてくるカラス、特定の人物に近づくと異常にノイズやバグが入る演出、古臭い画質と形容できない全体を包みこむ雰囲気は今までみたPOVの中でも群を抜いたクオリティ。78分しかないのにエンドクレジットも含めて最高の雰囲気でした。まあ、謎の正体が全く判明しないのでスッキリしたい人々にとってはモヤモヤだけが残りますが、それもまた一つの結末…。

 

体感しないと分からないこの凄さは、今すぐとは言わないけど「もう映画全部見た」となった時に思い出して見てみてください。

 

【予告】

 

 

 

 

■政府の陰謀!「フェニックス・インシデント -襲来-」

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フェニックス・インシデント -襲来-

 

【あらすじ】

1997年3月13日、アリゾナ上空に無数の発光体が現れた。後に通称「フェニックスの光」と呼ばれるのだが、この日発光体が現れた現場近くで4人の若者が姿を消し、17年たった今でも一切の手がかりが無く、未解決事件として片付けられていた。

アメリカ空軍によって「照明弾の演習だったんだよね〜!はい!この話おわりおわり〜」という発表のみでその後の真相は全て闇の中に葬られたが、ジャーナリストが入手した機密文書、若者の当時の記録映像、内部告発者の単独インタビューをまじえて多面的に真相を再検証する。果たしてこのフェニックスの光事件とは何だったのか…?

 

実際にあった未解決事件をもとにして作られたのが「フェニックス・インシデント -襲来-」。これ、個人的にはめちゃめちゃ面白かったので紹介したいと思います。行方不明になる若者たちの手持ちカメラによる迫力満点の記録映像を軸に、告発者の単独インタビューで真相を補完し、親族の話を織り交ぜて若者たちの人物像を深掘りさせながら紡がれていく巧みな構成の妙で中だるみは全く無く、ものすごい緊張感と臨場感に溢れてて、「これこそ政府がひた隠しにしていたマジの真相やないけ…」と思わせてくれるような謎の説得力が良いんです!

 

「コール・オブ・デューティー」の制作陣が関わっているらしく、戦闘描写の緊迫感は凄まじいものです。映像は基本的には手持ちカメラを使ったPOVに加えて、空軍のレーダー、監視カメラなどの様々な映像素材を使うことで当事者に何が起こったのかの全体像を把握させてくれる非常に親切な設計にしつつも、具体的な宇宙人のビジュアルはけっこう制限ことで「見えてしまうことでガッカリ」っていうことはあんまりない、というのもいい演出です。そもそも宇宙人の造形が今までに見たことない感じなのもGOOD。是非ご覧ください。つまらなかったらすんません。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■パーティーハード!「プロジェクトX」

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プロジェクトX

 

【あらすじ】

冴えない高校生三人組が、親の留守を利用して誕生日パーティを企画したらfacebookを介してすごいパーティーやってる!という噂が広まって信じられないぐらい人がたくさん来てドンチャン騒ぎしまくる話

 

最後は「プロジェクトX」。POVはだいたいホラーなのですが、珍しくコメディPOVとなっています。アメリカのホームパーティーの超絶すごいバージョンで皆がはしゃぎまくるのですが、自分もその渦の中に巻き込まれたかのような錯覚に陥るほどパーティーハードな一作になっています。

 

「キングコング 髑髏島の巨神」で少しナヨナヨした赤いハチマキのスリフコ、覚えてますでしょうか?彼(トーマス・マン)が主演です。さらにこの中に登場するちょっといい感じの女の子、アレクシスさんが披露する「世界一エロいテキーラの飲み方」がマジで最高にエロいので絶対に見てください。

 

【予告】

 

 

 

 

■気になったら見よう

いかがでしょうか。どれもクセのある作品ですがおそらく楽しめると思います。

 

それではさようなら。またいいのがあれば教えます。

 

 

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