こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

近年の映画はCGがめちゃんこリアルになっていて、どこまでがリアルでどこからがCGなのかの区別がつかなくなってくる程リアリティにあふれています。大ヒットを記録した「キングコング 髑髏島の巨神」に出てきた10mを超える巨大コングも、実在しているという話ですからね。それは嘘ですけど。

 

そんな感じでリアルなCGモンスターが登場する昨今ですが、ここいらで逆に見てみたくなるのが「アナログ」のクリーチャー。いわゆる特殊メイクや造形などで人外の生物を実際に作り出すやつですね。ちょっと古いやつもありますが手作りの温かさと微笑ましさを感じるような、アナログクリーチャーが登場する映画を3本紹介したいと思います。もう知ってたらすみません。

 

 

 

 

 

■クラシカルなクリーチャー!「バスケットケース」

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バスケットケース

 

【あらすじ】

大きなバスケット・ケースを担いで旅をするドウェイン。このバスケットの中には、世にも奇妙な形相をした肉の塊が潜んでいた。この生命体は、幼いころからドウェインの右脇腹に奇形としてへばりついていた双子の兄なのである。二人の仲は良かったが親から忌み嫌われた彼らは医者によって無理矢理引き剥がされたという過去があり、医者たちをひどく憎む兄は弟の補助のもと、一人一人ぶっ殺そうとしていたのである。果たしてこの復讐劇の行方は…?

 

まずは30年以上前のクラシック的なホラー映画「バスケットケース」です。こちら、先日初めて見たのですが色褪せることの無い名作や…と感銘を受けました。ストップモーションや着ぐるみを駆使した兄のエキサイティングなアクションは今見ても全然面白いですし、アナログ的な愛らしさ、そしてこの時代で最大限できることを詰め込んだクリエイティビティ、最高です。中盤まで兄の造形をかなり制限して、いざバスケットの中身が放たれた時の爆発力もお見事で、この手法は現代でも普通に使われてるな〜と思いました。さらに奇形児の復讐劇にとどまらず、障害者の性というかなり踏み込んだところまで描いているのも一見の価値ありです。

 

【予告】

 

 

 

 

■怪物はオマケ!「ザ・モンスター」

ザ・モンスター

 

【あらすじ】

キャシーは一人娘のリジーと二人暮らし。アル中でシングルマザーのキャシーの生活はだらしなく、身の回りの世話や家事は全てリジーが行なっていた。言い争いをしながらもお互い支え合って日々暮らしていたが、リジーの将来のことを考えて別れた父親の元に預けることを決心する。暗闇が広がる大雨の森の中を車で飛ばしていると、突然目の前に現れたオオカミを避けきれず衝突し、その衝撃で二人とも軽傷を負った上に車も動かなくなってしまった。

 

車の補修サービスと救急車を呼んで待っていたのだが、気がつくと完全に死んでいたはずのオオカミが忽然と消えていた。さらに何か、ただならぬ気配を感じる。車の整備工がようやくやってきて修理に取りかかっていたのだが、そこに満を持して「怪物」が現れ、餌食となる…!このままだと二人もやられる!キャシーとリジーの運命やいかに。

 

「母と娘が森で怪物に襲われる」という手垢のついたプロットながら、その怪物は二の次にして母と娘の愛憎入り混じった絆を綿密に描いた力作です。非常にエモーショナルな仕上がりになっていて、単なる怪物もので終わらない良さがありました。これは良いですよ皆さん…インターネットの評価はめちゃ低いけど、俺が良いと思ったから良いんです…。

 

森の中だけで90分見せていくのに全く退屈しなかったのは、やはり合間に挿入される母と娘のエピソード。娘主演の学校の演劇発表会を見に行くつもりだったのに「大嫌い!来ないで!」と突っぱね、母もそこで「クソガキ!クソガキ!」と連呼してしまったり、断酒中で娘に応援されているのにどうしても辞められずに酒を飲んでしまった挙句にトイレで酔いつぶれてしまった母を娘が優しく抱きしめる…など、ケンカばかりしているのに離れることの出来ない共依存の関係が生々しく描写されていきます。

 

この微妙な関係性が、圧倒的な力で食い殺そうとする怪物と対峙することでようやく崩れ、自分たちの素直な感情をぶつけ合うようになる…という流れが非常に美しく、感情を揺さぶられました。生きろ!生き延びてくれ!そしてそう応援せずにはいられない見事な構成でした。

 

怪物は暗闇でなかなか姿は見えないながらも、CGに頼ってないアナログな感じが懐かしく、しかし恐怖感とインパクトとビビらせはかなりのもの。正体とか、何故この森に…?とか、そういうのはマジで解明されないんですが、ほんとそんな些細なことはどうでもいいんです。この二人の絆がテーマであり、怪物はそれをお膳立てしてくれる存在にすぎないという大胆な構成。下手すればどっちも中途半端になりそうだけど、巧みな構成で飽きさせずに最後まで楽しませてくれた監督の手腕に感謝。これは見てください。DVDソフト化の情報が一切ないので現時点で見る術は無いですが…。

 

 

 

 

■最終進化系は圧巻!「スリザー」

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スリザー

 

【あらすじ】

シカ猟解禁の前夜祭で盛り上がる田舎町の森の奥に、謎の宇宙生命体が飛来。街の有力者グラントが偶然そこに通りかかったが運の尽き、そのナメクジのような生命体が体内に入り込んで寄生してしまう。その後グラントの様子がおかしくなり、行方不明事件が相次ぐ。不審に思った妻のスターラは、幼馴染の警察署長ビルの力を借りて捜査に乗り出すが、グラントはすでに変わり果てた姿になっていた…!

 

ナメクジ生命体の宿主となってしまったグラントを起点に、どんどん町を侵食していく過程がテンポが良く、寄生後のビジュアルもめちゃくちゃ気持ち悪い上にシッカリとカメラにおさめてくれるのが最高な逸品です。「エイリアンに体を乗っ取られる」「町中寄生された人間であふれる」「エンドクレジット後でまだエイリアンは潜んでいることが分かる…」的なありがちなホラー設定をこれでもかと乗っけつつ、散らからずシッカリまとまっていて、まさにエンタメの見本というべき作品です。「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」でもメガホンを取ったジェームズ・ガンの監督デビュー作ということで、更に面白さが確定されています。近々続編の「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー・リミックス」も公開されるので、その前に見てみてはいかがでしょうか。NETFLIXにありますよ。

 

【予告】

 

 

 

 

■気になったら見よう

いかがでしたか?見てないやつあったら見ましょう。個人的には「ザ・モンスター」が最高なんですが、なんでDVD情報ないんだろう…人気ないから…?

 

それではさようなら。またいいのがあれば教えます。

 

 

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