小説家・村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』が2/24に発売されました。

 

 

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『1Q84』以来、長編は7年ぶり。待望していたファンは深夜から書店へと詰めかけました。

今回は『第1部 顕(あらわ)れるイデア編』『第2部 遷(うつ)ろうメタファー編』が同時刊行され、ボリュームはたっぷりです。

 

私も発売日に購入しましたが、読む前にどんなお話なのかを想像してみるのもまた楽しいもの。

読み始める前に、周囲の同僚たちに「どんな話だと思いますか?」と尋ねて回ることにしました。

 

 

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集めた情報は自前のノートにまとめていくことにします。

キャンパスノートに書くと妙にしっくり来る。

 

 

ARuFaの予想

 

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まずは「村上春樹は一切読んだことがない」というライター・ARuFaに表紙だけを与え、予想を聞いてみました。

 

ARuFa:

なるほどなるほど……。

顕(ちょ)れるメタファー編遷(かえ)ろうイデア編の二部構成なんですね。

 

※正しくは「顕(あらわ)れる」「遷(うつ)ろう」

 

騎士団長が出てくるんだから、舞台は中世のはず。転生ものか異世界ものか……。

たぶん異世界ものでしょう。

 

オビに「旋回する物語」とあるので、流行りのループものなんじゃないでしょうか。

異世界が舞台で、騎士団長を何度も何度も殺そうとするんだけど失敗してループする、みたいな話でしょうね。

 

Re:ゼロから始める異世界生活1 (MF文庫J)

 

たぶん村上春樹は『Re:ゼロから始める異世界生活』をパクったんだと思います。

最後は、いつしか自分が「騎士団長そのもの」になっていて殺される、という意外な結末でしょう。間違いない。

 

有名な哲学者? が言ってた「穴をのぞくとあっちも見てるよ」みたいなやつですよ。

 

※ニーチェの「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」のことと思われる。

 

 

あっ……!

すごいことに気づいたんですけど!

 

 

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背表紙で、剣がつながってるみたいになってるんですよ!

ってことは……。

 

 

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剣の切っ先まで描かれる3、4部と、剣の持ち手が書いてある0部がのちのち刊行されるんじゃないですか!?

たぶん村上春樹はドラゴンボールの背表紙を見て思いついたんでしょうね。「次回作はこれだ!」って。

 

 

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以上がARuFaの予想でした。

あの村上春樹が『リゼロ』をパクったとは思えませんが、流行している「異世界ループもの」に挑戦したとなればすごいことですね。

 

ARuFaの予想

・異世界ループもの

・最後は主人公が騎士団長になる

・続編と前日譚が出る

 

山口の予想

 

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続いてはライターの山口。

ノベルゲームは大好きとのことですが、村上春樹は『1Q84』の1巻の途中までしか読んでいないそうです。

 

山口:

ほんほんほん……。騎士団長殺し、ね。

 

こりゃ、主人公は何者かに村を焼かれ、故郷も家族も失ったんでしょうね。

そんで駆けつけた「イデア騎士団」に助けてもらって、自らも騎士団の見習いになる。

 

そのときは騎士団長をリーダーとして慕ってるんだけど、あとでとんでもない事実が発覚するんですわ。

 

村を焼いたのは、他ならぬイデア騎士団だったんですよ……!

それに気づいてしまった主人公は、騎士団長に対して復讐の炎を燃やします。

いろいろと策略を練って、騎士団長をブチ殺すわけですな。

 

そのあと、主人公が新たな騎士団長になります。

ですが! いつか通った道。主人公もまた非道な行いに慣れきって、かつて殺めた騎士団長と同じような存在になってしまう。

やがて部下が主人公に対して復讐の牙を剥き……。

 

そこで物語は終わります。

さすが村上春樹……。面白いもん書きますわ。

 

山口の予想

・主人公は「イデア騎士団」に入団する

・騎士団長への復讐に燃えて、騎士団長を殺す

・主人公が騎士団長になり、殺される

 

まきの の予想

 

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次はライターのまきの。

最近までカレーうどんも食べたことがなかった彼は、案の定、村上春樹を読んだこともありませんでした。

 

 

まきの:

舞台は中世。騎士団長の部下が主人公です。

 

その騎士団長ってやつがマジで嫌なやつで、部下たちをコマみたいに扱う外道なんですよ。

で、耐えかねた主人公が騎士団長をブチ殺します。

1部の前半でブチ殺したせいで尺が余るので、あとはウダウダと罪悪感に苦しみ続ける描写がずっと続きます。

 

最後のオチですが、実は騎士団長とは未来の自分だったのでは?

それに気づいた主人公が、過去の自分に剣を向けられる……というところで物語は終わります。

 

 

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あっ! 本の表紙と裏表紙を並べると、1本の剣みたいになる!

ひっくり返しても同じになるし! 絶対わざとだわ、これ。

オビに書いてある「旋回する物語」っていうのは、この本をひっくり返す動きのことなんですよ!

 

俺、やべえことに気づいちゃったんじゃない……?

 

まきのの予想

・騎士団長の部下が主人公

・騎士団長は未来の自分自身だった

・本の表紙に仕掛けがある

 

ギャラクシーの予想

 

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次はライターのギャラクシー。村上春樹作品は高校時代によく読んでいたそうです。

「寝る前に布団の中でオリジナルファンタジー物語を妄想する」という趣味を中学以来30年も続けている危険人物でもあるので期待できます。

 

ギャラクシー:

舞台はまず間違いなく中世です。

 

主人公はなんらかの理由で騎士団長に両親を殺されてます。

それ以来、騎士団長だけを執拗に殺す「騎士団長スレイヤー」に変貌を遂げるんですね。

第1部は騎士団長を相手にした壮絶なバトルが描かれます。

 

で、第2部。

主人公は恋に落ちます。しかも相手は女騎士団長。

一度は剣を交えて「くっ……殺せ!」と言ってるに違いありません。

 

「作者、村上春樹ですよ?」ってなんですか?

書くでしょ。村上春樹だって女騎士団長が出てきたら。「くっ、殺せ」って。時代は変わってるんですよ。

 

 

主人公は復讐と恋の間で苦しみます。

でもなんだかんだあって女騎士団長は命を落とし、主人公は再び「騎士団長討伐」に身を捧げるわけですわ。

 

最後は「うおおおおおお!」と叫んで軍勢に立ち向かう主人公の姿で「第2部、完」です。

 

もちろん第3部も出ますよ。これがまた面白くて……(以下略)

 

ギャラクシーの予想

・騎士団長に両親を殺された主人公が騎士団長だけを狙う殺人犯になる

・しかし、女騎士団長と恋に落ちてしまう

・続編はこれからもガンガン出す

 

加藤の予想

 

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最後はヌートン編集長の加藤。村上春樹の小説を読んだことはないそうです。

なぜか関係ないはじめしゃちょーのフォトブックも一緒に持っていますが、果たして……?

 

加藤:

なるほどね……。だいたい分かりました。

 

タイトルに『騎士団長殺し』とあるくらいだから、古今東西の騎士団長が殺される話をまとめた小説です。

そして、実は殺したやつは全員同一人物。転生した存在だった、という話ではないでしょうか。

 

で、表紙をよく見てください。

 

 

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2部の表紙に描かれてる剣、ストラップがついてるんですよ。

これって、何かに似てますよね。

 

 

Wiiリモコンです。

たぶん「騎士団長」っていうのは任天堂のことを指していて、ソニーに追い上げられた任天堂を「騎士団長殺し」と表現しているのでは…?

 

 

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で、このオビの部分、何かに似てますよね。

「抹茶」と「あずき」です。つまり、和菓子が関係している……?

もし第3部が出るとしたら、オビは「ミルク」をイメージした白かもしれません。抹茶あずきミルクはおいしいので。

 

和菓子と任天堂……。

これが村上春樹の謎を解くキーだと断言しましょう。

 

加藤の予想

・古今東西の騎士団長を殺す人の物語

・騎士団長を殺しているのは実は同一人物

・和菓子と任天堂に関係がある

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。

 

とりあえず「主人公=騎士団長だった」というオチをつけて意外な感じにするパターンが多かったのが気になりますが、思い思いの想像で描いた『騎士団長殺し』はそれはそれで面白いものでした。

 

 

みなさんも本を読む前に内容を想像してみてはいかがでしょうか。

それでは私はさっそく『騎士団長殺し』を読み始めたいと思います。さようなら。