映画鑑賞が趣味なので、3月後半に「良い」と思った映画をご紹介させていただきます

 

 

 

 

 

■レゴ®ムービー2(2019・アメリカ)

 

【あらすじ】

外的要因の攻撃によってマッドマックスみたいな荒んだ世界になったブロックシティだったが、底抜けに明るいエメットだけは全くいつも通りであった。そんな中、謎の宇宙人メイヘムが現れてこの世界の実力者であるルーシーやバットマンを誘拐してしまう。エメットは途中で出会ったレックスの力を借りてルーシー達を救出に向かう!しかしこの敵は一体何者…?な話

 

3/29(金)公開ですが、試写会で見ました。レゴムービーといえば、「レゴの映画て誰が見んだよ(笑)」と斜に構えて見てみたら世界最高にハッピーでハチャメチャな娯楽作品の極北で衝撃を受けてそれ以来ワーナーに足を向けて眠れなくなった思い出があったので、続編ってことでもちろん期待しまくってました。結果、前作と同じような感じでありながらさらに奥行きを持たせた何でもアリ過ぎる世界観でメチャメチャに全てはサイコー!な完成度!!!!「1」の時点でおもろが極まってたのに、それを超えるなんてあります?続編がスベる法則、最近はマジで通用しない!最高!

 

今回は友達の危機を救うためにエメットが宇宙を駆け抜けて頑張るという話を軸にしながら、やはり前回同様に持ち主にもスポットライトを当てて誰しも経験することをレゴと絡めながらメッセージとして展開させるこの構成力!美!緻密な伏線回収も気持ちいい上に小ネタも拾いきれないくらい詰め込んでそこもまた楽しすぎ。特にバットマンへのいじりがマジでえげつなくて凄かった…前作も楽しいので、しっかり予習してから見ましょう

 

●前作↓(吹替版は8人だけで全キャラ回しています)

 

 

 

 

 

■ウトヤ島、7月22日(2018・ノルウェー)

 

【あらすじ】

2011年7月22日にノルウェー・ウトヤ島で起きた、一人の男が若者69人をぶっ殺した実在の事件の映画化

 

ネトフリにある同じ題材の「7月22日」は事件の一部始終や犯人像などをしっかり描写しつつ逮捕後の犯人と一人の被害者に重めにフォーカスした骨太ドラマなのに対し、こっちは情報を極端にシャットアウトして島にいた一人の少女カヤの視界の範疇で起きたことを72分ワンカットで展開するスリラーな感じに仕上げてて、かなり差別化が図られてましたね

 

犯人な姿はほぼ出ず、直接的な殺人描写も無く銃声と叫び声だけが響き渡る中で未来ある若者たちが怯え、逃げ、隠れ、泣き、それでも生き延びようともがく姿は演技とは思えないリアリティで、まさに自分もこの現場にいてカヤと一緒に逃げているような錯覚さえおぼえる、信じられない緊迫感がありました…。本当になにもかも分からない絶望的状況の中で口論になって別れたままの妹を探しにいったり、怯えて動けなくなった子供に逃げるよう説得したり、命が消える瞬間を目の当たりにしたりと、周りを気遣うカヤの姿はお見事で、だからこそのラスト10分の畳み掛けからの締めは完璧に近かったです。この終わり方はなかなか忘れがたいし、風化してはいけない事件であるという監督の訴えも日本にまで伝わったな〜

 

ちなみに、ネトフリにある「7月22日」を先に見ておくと事件の背景やウトヤ島にいた若者の集まりの意味なんかも補完できてこの事件を深く知れるかと思います。キツい話ですが、オススメ

 

 

 

 

■コンジアム(2018・韓国)

 

【あらすじ】

ホラー動画配信サイト「ホラータイムズ」のハジュンは、その昔患者が集団自殺し院長も謎の自殺を遂げ世界7大心霊スポットに数えられるようになったコンジアム精神病院跡への潜入をライブ配信し、霊障の謎を解こうと試みる。視聴者から隊員を募りいざ進入するが、案の定やばすぎることが巻き起こる〜!助けてくれ〜!アニョハセヨ〜!な話

 

韓国のPOV。俺は何だかんだで韓国映画が好きですね。実在するコンジアム精神病院に潜入したオッペケペーな若者たちが恐怖のどん底に真っ逆さまという割とこすられたシンプルな構成。数々のホラーPOVを見てますが、これはなかなか良かった部類に入りますね。

 

オリジナリティあふれる展開はないものの、「グレイヴ・エンカウンターズ」や「ブレア・ウィッチ」「REC」などのレジェンドPOVへのリスペクト精神を高めてブラッシュアップした恐怖演出に、ジワジワと盛り上げて後半に本気の本気で叩き込むお化けラッシュはかなり完成度が高くて、普通に震えあがりました。霊を出しすぎない、安易なビビらせがあんまりない、そもそも病院内の全てが怖いなど、怖さのバランスもかなり研究してるなって感じが見て取れました。ライブ配信をしてるていなので、良いタイミングで編集者がその場で怖いBGMを入れるという裏技も功を奏してましたね

 

登場人物もまた良くて、集められた女の子がボーイッシュ、セクシー、おっとりとしっかり見た目と性格が分かれてしかもみんな可愛いという奇跡の調整…。個人的にはおっとりのアヨン殿が良かった。あと4人の男(みんな同じ顔)の計7人で序盤は大学生のサークルかいっ!と言いたくなるほどノーテンキに遊びまくる!これが良い!何故なら「こっからこいつらが恐怖に震えて死ぬ(?)のか…」と思いながら見ることで最初からかなりの優越感に浸れるから…。予告でかなり見せてしまってる(サムネもひどい)ところはありますが、見て損なしです

 

 

 

 

 

 

■ハロウィン(2018・アメリカ)

 

【あらすじ】

40年前のハロウィンの日を恐怖に陥れて精神病院にぶち込まれた殺人鬼マイケルが申し合わせたように移送中に脱走し、またしてもハロウィンを血祭りに!そして狙いは前回同様ローリーだったが、彼女はただ怯えて過ごすだけではなかった。ローリーはいつか来る復讐の日に向けて40年間牙を研ぎ続け、家族からも奇人と煙たがられても備えていたのである!な話

 

4月12日公開ですが、試写会で見ました。40年苦しみ続けた恨みに終止符を打とうとするローリー・ストロードと、40年ぶりに理由なき殺人に身を委ねてぶち殺しまくる殺人鬼マイケル・マイヤーズとの40年の時を超えた再戦は興奮しないわけないでしょう!!やったぜ!

 

マイケルは素顔を見せず、言葉も発さず、不気味なマスクをかぶってただただ目の前の人を殺しまくってのし上がったスーパーヴィランで、私が大好きなゲーム「Dead by Daylight」でもプレイアブルキャラとして使わせてもらってますが、40年ぶりに解き放たれたマイケルの爆発力はやはり最高!純粋悪として殺しまくる恐ろしさに加えて強靭なタフネスとあんだけデカイのに完璧に隠れる隠密性と奇襲は健在で「これこれ…」と歓喜しましたね…。対するローリーは40年前の一件で性格がすっかり気難しい人物なりながらも、マイケルのことを片時も忘れずにその手で葬り去る日を夢見て銃の特訓や備えを怠らないのが凄まじい!「毎晩『脱走しろ』と祈ってた。私が殺せるからな!!」という言葉に全てが凝縮されていた!省略されてるけどローリーが過ごした辛く厳しい40年の時の重さを考えると泣けてくる…

 

また、シーツをかぶせたり壁に磔にするなどの殺し方や、2階から庭に落ちたローリーを今度はマイケルが見下ろす!というような前作のオマージュをふんだんに詰め込んだファンサービスも最高だけど、ローリーに鍛えられた娘カレンの活躍に加えて、40年かけた「備え」の究極形も試写室で笑いが起こるほどに素晴らしかった!!これは是非前作をしっかり予習してから見てもらうとよいかと思います。ありがとう、ありがとう…

 

 

 

 

 

 

■ダンボ(2019・アメリカ)

 

【あらすじ】

サーカス団で産まれた子象は耳がでっかくてさらに空を飛べる!ダンボと名付けられて少しずつ人気が出てくるが、サーカス本番中に暴れてしまった母象ジャンボが売りに出され離れ離れに…。寂しがりやのダンボ!甘えん坊なダンボ!頑張れダンボ!!な話

 

3月29日公開ですが、試写会で。さてダンボといえば可愛さの権化で、ダンボが涙を流せば感情が同期して私も涙を流してしまうほどに思い入れがあり、実写化大丈夫か…?と思ってたんですが、実写は実写にしか出せない良さがあり、勇気を持って大胆にアレンジを効かせていたり、無難と冒険がバランスよく混ざり合った仕上がりで、個人的には楽しく見れました。意外な展開は少なく、とにかく全年齢対象なメルヘンチックで平和〜〜な感じ。さすがティム・バートンでしたね。サーカス団という設定を最大限いかしたファンタジックな画作りもグッドです

 

発表当初はかなりリアルで怖さもあったダンボの造形も、つぶらな瞳と真っ直ぐな性格でどんどん可愛く見えてくるし、ダンボを全肯定してくれるミリーとジョー姉弟もティモシーの代わりをシッカリと担ってました(個人的にはティモシーもいて欲しかったが…)。そしてみにくいアヒルの子的に他と違うところを笑われながらもそこを最大の長所にして強く成長する姿はどんなジャンルでも勇気をもらえますね。私も強めの天然パーマが嫌で思春期はかなり悩みましたが今では立派な個性として受け入れることができてるので、この気持ちはマジでわかる…。ダンボよ…強く生きよ…

 

 

 

 

 

 

■来月も書きます

月2回お届け予定で、4月前半にも書きます

 

※Filmarksで書いたレビューに微調整を加えて書いています。更新頻度はこちらのほうが多いし早いので、合わせてフォローしてみてください

 

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