映画鑑賞が趣味なので、4月後半に「良い」と思った映画をご紹介させていただきます

 

 

 

 

 

■フレイルティー 妄執(2001・アメリカ)

 

【あらすじ】

「神の手」と呼ばれる犯人による連続殺人事件を追うドイル捜査官の元に、とある男が現れる。その男によると「神の手、実は俺の弟やねん。でも自殺してもーた」とのこと。彼の話を静かに聞くと、どうやら幼少期に父親が突然頭がおかしくなって洗脳されかけたことが原因の一端らしい。果たして過去に何があったのか…?な話

 

オモコロ編集長原宿さんが「テイク・シェルター」と並んで「親父が狂ってる映画のオススメ」として挙げていたやつでして、これはオススメするだけあって…おっっっ、おもっっおもろいっ!恥ずかしながら全く存在を知らなかったんですが、この父親の「理由無き狂い」が心底ゾッと背筋を凍らせてくれる嫌さを突き詰めてて、さらに分かりやすいストーリーも相まってグイグイ引き込まれていきました。やばすぎる!!

 

ビル・パクストン演じる父親が、温厚で優しかったのにいきなり天から「人間に化けた悪魔を滅ぼせ。これがその名簿」という啓示を受けて「俺たち家族は天から選ばれた使いだ!」と人殺しをしまくって、幼い息子たちもこの狂父(クルイチチ)に抗うことが出来ずガタガタ震えながら殺人に加担してしまうという…このいきなり崩れ去る日常が怖すぎる!助けて〜!!兄はそんな父を信じずに逃げ出したいけど、弟がガッツリ信じまくってるから置いてはいけず、でも田舎町で頼りもいない…という逃げ場の無さ!ひぃ〜!この突然降りかかった不幸と嫌さだけでかなりお腹いっぱいにしてくれながら、さらにオチにもツイストが何個も用意されていて最後まで全くテンションを落とさずに突き抜ける展開はかなりお見事でした

 

 

 

 

 

 

■108時間(2018・アルゼンチン、ウルグアイ、スペイン)

 

【あらすじ】

舞台女優ビアンカは新たな革新的舞台の主役のオファーを受ける。なんでもその舞台演出は出演者に実際に108時間眠らない断眠により精神世界の向こう側を体験・別人格が憑依など、演技を超えたものを見せる…というものらしい。半信半疑ながらチャレンジを始めるビアンカだが、やがて幻覚に悩まされていく。果たして108時間の断眠の向こうにあるものは…?

 

これ、もっと眠れなくて発狂したりするもんだと思いきや、みんなめちゃくちゃ眠気の耐性が強くて眠い素ぶりが全く見えなかったのが「思てたんと違う…」という感じで肩透かしをくらってしまいました。対して見てる自分の眠気が反比例して襲いかかってきてしまうという…ZZZ

 

そんなこともありつつも、かつて108時間眠らない実験をしたことで精神に異常をきたした人々が収容されていた精神病院跡地を演劇の舞台として使い、ビアンカ達がその人々を追体験(=憑依)させることで見えてくる新しい世界、それを長年研究して行き着いた狂気の演出家アルマを通して展開する現実と虚構・演技とリアルが入り混じるストーリーはなかなか複雑なものの、108時間を超えた先にある世界はそれまでの伏線を剛力で収束させる勢いがあり、眠気はしっかりとぶっ飛ばされました。最後の最後まで現実と幻覚の区別がつかない含みを持たせた終わり方も良かったです

 

 

 

 

■アベンジャーズ/エンドゲーム(2019・アメリカ)

 

これは私がどうこう言うまでもなく、「映画という概念が作られて以来の最高傑作」でした

 

 

 

 

 

 

■ショーシャンクの空に(1994・アメリカ)

 

【あらすじ】

みんな知ってるので割愛します

 

大昔に見たことあるものほぼ全て忘れていたので、平成最後の日に再鑑賞しました。まさにいつ見ても色あせない令和に持っていきたい大傑作!どれほど腐っても絶望や理不尽な事実しかなくても、決して希望を捨てずにまっすぐ前を見据え続けたアンディーの強い眼差しは熱すぎる…(逆になぜここまで執念深いのかは謎ですが…)。看守や所長の懐に入り込み長年経理の手助けをすることすら脱獄計画の一部に取り込んでしまう緻密さと、それまでの嫌さを全てを帳消しにしてくれるほど完璧で美しいラストシーン!お見事!

 

あらすじ以外ほとんど忘れてたこともあり、まさかトータル40年以上月日が流れてたとは思わず、塀の中で過ごすレッドの40年とその後の仮釈放でいきなりシャバに放り出された時の虚無感は想像できないほどの恐ろしさだな…と思いましたね。自分なら迷わずブルックスじいさんと同じことしてるけど、自分だけでなく他人にすら一筋の希望を与えてくれるのがアンディー…アッパレ過ぎる…。そして屋上で飲むビール、大音量で刑務所中に流れる「フィガロの結婚」、全身で恵みの雨を受けるアンディー、大きなカシの木、ジワタネホの美しい海、忘れられない名シーンのオンパレード!最高や!

 

 

 

 

 

 

■ニンジャバットマン(2018・アメリカ、日本)

 

【あらすじ】

うっかり江戸時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマン!しかしそこでは2年先に来ていたジョーカー、ペンギン、ポイズンアイビー、デスストローク、トゥーフェイスによる天下分け目の大決戦が行われていた。歴史を改変しないためにロビン達や現地のニンジャ軍団の力を借りて、ヴィランをまとめて捕まえてゴッサムシティに連れて帰らなければ!な話

 

見たいと思いつつスルーしてて、気がついたらネトフリに入ってたので鑑賞。あまりにも全てが無茶苦茶過ぎる!!けど、そんな細かいことは誰も気にせずに「熱血」だけで完成させたような出来映えに、笑わずにはいられませんでした。このテンションを維持させるのは凄い!さすがグレンラガンの中島かずき脚本!おなじみのキャラクターに和のテイストを取り込んだクールジャパンなビジュアルに時代考証を完全無視した奇想天外な展開、「あれ?俺ロボットアニメに見てたかな?」と錯覚してしまう爆笑必至な終盤戦、そしてバットマンとジョーカーの一騎打ち!初めから終わりまで100億の熱血が駆け巡る!!

 

おなじみの奴から全然知らん奴まであらゆるキャラクターを登場させながら全員に強烈なインパクトを残して、誰一人欠けても成立しない凄みもありつつ、初見のキャラについて興味が出てバットマンの世界にさらに深入りしてしまいそうな設計も良かったですね。あのゴリラとかなんなんだよ、みたいな…。そんな感じでまさに世界に誇れる最強エンタメジャパニメーション!でした。しかも体感では2時間ぐらいに感じたのに85分しかないという潔さ!何も予定の無い連休にピッタリですね…

 

 

 

 

 

 

■来月も書きます

月2回お届け予定で、5月前半にも書きます

 

※Filmarksで書いたレビューに微調整を加えて書いています。更新頻度はこちらのほうが多いし早いので、合わせてフォローしてみてください

 

>>私のFilmarksアカウント<<